All About 女性の健康

自分の体のことって、意外とわかっていないもの。なにか変だと感じても、病院に行くほどなのかどうか、判断がつきません。ちょっとした体の悩みから深刻な女性の病気まで全て網羅。体だけでなく心の問題についても取り上げます。

閉経に向かい変化する月経

閉経に向かい変化する月経

閉経に向かい変化する月経

卵巣は初経から約三十数年で機能を停止する、人問の体の中では寿命の短い器官です。卵巣の機能が衰えてくるのが30代半ばころからで、いよいよその機能がストップし、閉経をへて、やがて高齢期に向かうまでの移行期が更年期にあたります。

閉経の時期には個人差があり、早い人では30代で閉経する人もいれば、50代半ばを過ぎてもまだ月経のある人もいます。 平均すると日本女性の坳合、50.5歳が閉経年齢といわれています。

閉経に至る数年問は、多くの人に月経の乱れがみられます。一般的には、まず月経周期が短くなります。次に間隔が長くなり、閉経を迎えます。しかし、この間が数カ月から数年と個人差がありますし、なかには順調にきていた月経がある月からピタッと止まって閉経を迎えたとう人もいます。ただ、これまで順調だった月経に今までとは違う兆候がみえてきたら、更年期にさしかかったとみていいでしよう。

なお、更年期でも、排卵のある間は妊娠の可能性は否定できません。妊娠を望まない場合は、月経が止まってもしばらくの間は避妊しましょう。

月経のしくみと女性ホルモン

月経は、卵巣から分泌される女性ホルモンによってコントロールされています。卵巣からの女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがありますが、これらはかってに卵巣から出ているのではなく、脳の下垂体からの「性腺刺激ホルモン」の刺激を受けて分泌されます。さらに下垂体は間脳にある視床下部の性中枢からのホルモン「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」にコントロールされているのです。視床下部→下垂体→卵巣→というホルモンの流れがあるわけです。

视床下部が性腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌するのは、血液から情報を得て可能となります。脳には血液中のホルモンの状況を読みとるシステムがあり、その結果、ホルモンが少ない場合は多く分泌するような命令を出すわけです。

女性ホルモンの分泌は、「視床下部—下垂体—卵巢」ラインだけでなく、副腎系ホルモンや甲状腺系ホルモンとも互いに影響し合っています。これらのうち、どれか1つに異常があっても、月経周期は乱れてきます。

ホルモンバランスのくずれと更年期症状

更年期になって卵巣の機能が低下すると、エストロゲンはどんどん減少し始めます。閉経でガクンと減り、その後60代になると卵巣からの分泌はほとんどなくなります。プロゲステロンも排卵がなくなると減少し、閉経期に入ると、エストロゲンよりもはげしく減ります。その結果、女性ホルモンの総量が減ると同時に、2つのホルモンの分泌バランスがくずれてしまいます。更年期によくみられる機能性出血などの症状は、このバランスのくずれが引き起こすものです。

さらに、全身的なホルモンバランスの乱れも起きてきます。女性ホルモンが減ってくると、下垂体は卵巣からのホルモン分泌を促すために、どんどん性腺刺激ホルモンを分泌します。しかし、卵巣の働きが衰えてしまっているので、いくら「出せ、出せ」と剌激されても女性ホルモンは増えません。しかし、血中ホルモン濃度が減ったという情報で、視床下部は下垂体を、さらに下垂体は卵巣を刺激し続けます。それでも働かない卵巣に、中枢部はパニックになってしまいます。

性中枢の視床下部は自律神経の中枢でもあり、ここがパニックになると、自律神経のバランスもくずれてきます。体温や発汗、呼吸などもコントロールしている自律神経のバランスが乱れると、更年期の代表的な症状である、ほてりや急な発汗、動悸などがあらわれてきます。

このように、卵巣の機能低下による女性ホルモンの減少と、それに伴う全身的なホルモンバランスのくずれ、これが更年期のさまざまな症状を引き起こす原因なのです。

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更年期障害, 月経・生理, 現代女性

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