All About 女性の健康

自分の体のことって、意外とわかっていないもの。なにか変だと感じても、病院に行くほどなのかどうか、判断がつきません。ちょっとした体の悩みから深刻な女性の病気まで全て網羅。体だけでなく心の問題についても取り上げます。

思春期の心のトラブル

思春期の心のトラブル

思春期の心のトラブル

思春期のハードル

思春期は、自分の欲求と社会の基準との間に大きな溝があります。身体的には成熟し、心理的に自立しようとしても、社会的には親に依存している状態です。束縛を嫌い自由を求めますが、反面、自分自身の感じ方が信じられず、ひそかに大人に指針を求めたり、仲間に頼ったりします。この葛藤や混乱が、心のトラブルを引き起こすことがあります。大なり小なりだれでも経験するものですが、特に起こりやすいトラブル症状をあげてみました。

統合失調症

思春期に発病するケースが多いのが、統合失調症です。脳の働きに障害が生じるために、幻聴や幻視などの幻覚や、だれかが殺そうとすると思い込むような妄想が起こる心の病気です。話に一貫性がなくなったり、感情が乏しくなったり、意欲がなくなったり、家に閉じこもったりするなどのさまざまな症状がみられます。

原因は解明されていませんが、脳内の化学伝達物質のドーパミンが働きすぎるために、情報処理に問題が生じて起こるのではないかといわれています。この病気に効果のある薬の多くが、ドーパミンの働きを抑制する性質を持っています。

この病気の経過は、人によりさまざまですが、できるだけ早く治療を始めることが大切です。発見が遅くなってしまうと、それだけ回復しにくくなります。

摂食障害(拒食症と過食症)

思春期の心のトラブルとして代表的なのが、摂食障害(拒食症と過食症)でしょう。拒食症は、極端に食べ物を食べなくなります。標準体重よりやせていても、本人はやせているという自覚はなく、さらにやせようとします。体重が増えることへの強い恐怖感があり、月経がなくなっても危機感にとぼしく、治療の意欲はありません。

過食症は、むちゃ食いをします。気晴らしのために食べることは女性にはよくあることです。それが止まらなくなってしまうのです。過食のあとに嘔吐したり、下剤を使って排出するケースも。拒食と過食を繰り返す場合もあります。

摂食障害は、無力で弱い父親と過干渉な母親という家庭環境に多いといわれています。高い目標に向かって努力するタイプの人に多く、プライドの裏に挫折感や空虚感があるともいわれています。

摂食障害、特に拒食が進むと、体力・気力が落ち、月経が止まったり、低体温になったりします。それでも拒食をやめなければ、最終的には死につながります。早めに精神科や心療内科に相談してください。思春期外来を設けている病院もあります。

適応障害

適応障害とは、ストレスに対応できずにうつ状態に陥ったり、生活に支障をきたす状態のことをいいます。

進学や卒業、引っ越しなどのストレスは、健康な人であれば、新しい状況に慣れたりして乗り越えていくものです。しかし、人によっては乗り越えられず、うつ状態になったり、やたらと不安や恐怖をいだいたり、引きこもったりという症状があらわれます。動悸や頭痛などの体の不調を訴える場合もあります。

このように、原因となるでき事がはっきりとわかっていてそのでき事が起こってから3カ月以内に不適応の症状が生じる場合を「適応障害」といいます。

この障害には、個人的な資質が関係しています。ストレスに弱い人や傷つきやすい人、精神的に未熟な場合などが起こしやすいといわれています。ただし、個人的な資質だけで起こる障害ではなく、必ずストレスとなるでき事があって、症状が出てきます。自然に回復することもありますが、精神科や心療内科でまずは相談してみましょう。

パニック障害

はっきりした危険がないにもかかわらず、ある状況に対して強い不安や恐怖を感じる心の障害を、不安性障害といいます。パニック障害はその一つで、パニック発作を繰り返し起こす障害です。1回発作を起こすと、発作の再発が心配になったり、発作のために気が変になるのではないかと考えたりして、行動が変わったりします。

パニック発作とは、突然に強い恐怖や不快感が生じる状態。動悸、発汗、ふるえ、窒息感やめまいなどの症状があり、死への恐怖を感じることもあります。

治療は、抗不安薬や抗うつ剤などの薬物療法と行動療法を行います。不安を解消するためには、パニツク発作を抑えることが必要なので、薬物療法は重要です。

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