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自分の体のことって、意外とわかっていないもの。なにか変だと感じても、病院に行くほどなのかどうか、判断がつきません。ちょっとした体の悩みから深刻な女性の病気まで全て網羅。体だけでなく心の問題についても取り上げます。

卵巣腫瘍は良性でも怖い?卵巣腫瘍を知ろう

卵巣腫瘍は良性でも怖い?卵巣腫瘍を知ろう

卵巣腫瘍は良性でも怖い?卵巣腫瘍を知ろう

ほとんどが良性だがときに悪性に変わることも

卵巣は、親指の先ほどの小さな臓器ですが、体の中で最も腫瘍ができやすいところです。そのうちの90%を占めるのが、良性腫瘍の「卵巣嚢腫」です。残りの10%が充実性腫瘍というかたい腫瘍で、この中に卵巣ガンなどの悪性の腫瘍が含まれます。卵巣嚢腫は、中に液体がたまって、ぶよぶよとしています。袋の中身で、皮様嚢腫、偽ムチン嚢腫、漿液性嚢腫の3種に分類されています。

定期検診+自覚症状を 見のがさずに早期発見を

卵巣はサイレント臓器なので、嚢腫ができていても、小さいうちはまったく自覚症状が出ません。そのため早期発見ができにくく、また良性の嚢腫が、いつ悪性に変わるのかも予測がつきません。

定期的に検診して、内診や触診、超音波、CTスキヤン、腫瘍マーカーなどでその変化をキヤッチする以外に方法がないのです。ただし注意したいのは、排卵期の成熟卵胞や排卵後の黄体も4cmくらいにふくらむことがあります。卵巣が5cm以下の場合は、自然にはれがひくこともあるので、本当の嚢腫と区別するために、しばらく経過をみます。

経過観察といぅのは、放置するのではなく、排卵前に検査を繰り返したり、3カ月ごとに内診、超音波、腫瘍マーカー検査などを受けることです。また妊娠中もホルモンの関係で卵巣が大きくなるので、妊娠の初期段階で見つかった場合も、 そのまま4カ月ほど様子をみます。

こぶし大以上になるとやっと自覚症状が出る

鶏卵大~こぶし大以上になると、症状があらわれます。やせている人は、横になって脇腹をさわったときに、しこりを発見できることがあります。また、囊腫が周囲の組織や血管を庄迫するようになり、頻尿、便秘、腰痛、月経時以外の下腹痛などの症状があらわれます。太ったわけでもないのにおなかだけふくらんできたり、腹水がたまったり、不正出血や、おりものの水っぽさで気づくこともあります。さらに嚢腫が巨大化すると、栄養障害を起こして、体重が減少することもあります。

茎捻転を起こしたときは緊急の手術が必要

嚢腫は、大きさにかかわらず、何かの拍子にくるりと1回転して卵巣と子宮をつないでいる靭帯や卵管などがねじれることがあります。これを茎捻転といいますが、この場合は、良性・悪性にかかわらず、緊急手術をしなければなりません。茎捻転が起こると、はげしい痛みに襲われ、嘔吐し、悪くすると意識不明になることもあります。

卵巣嚢腫の手術は、①腫瘍が悪性の可能性が高いとき、②茎捻転を起こしたときのほか、③嚢腫が6cm以上大きくなったときにも行います。なぜなら、良性・悪性の区別がつきにくく、腫瘍が大きくなると茎捻転を起こしやすくなるので、原則として、発見したら早めに手術するほうが安心なのです。腫瘍だけ摘出できればよいのですが、嚢腫が大きくなっているときは、卵巣や卵管ごと摘出することもあります。妊娠中は、安定期である妊娠3カ月後半から4カ月にかけて手術するケースが多いです。

自分の体のことがよくわかる

子宮・卵巣, 現代女性

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