All About 女性の健康

自分の体のことって、意外とわかっていないもの。なにか変だと感じても、病院に行くほどなのかどうか、判断がつきません。ちょっとした体の悩みから深刻な女性の病気まで全て網羅。体だけでなく心の問題についても取り上げます。

人工妊娠中絶について

人工妊娠中絶について

人工妊娠中絶について

なりゆきまかせの妊娠は避けて

避妊の失敗は望まない妊娠となり、人工妊娠中絶はその後の妊娠計画に支障をきたすことがあります。

人工妊娠中絶は妊娠22週まで

中絶手術は、母体保護法にもとづいて行われる手術で、医師会が認めた指定医しか行うことができません。中絶が認められるのは、一定の条件を満たしている場合のみです。

妊娠22週まで中絶が認められているのは、この時期までは生まれても母体の外で生活できないとされているからです。このうち、妊娠11週目までの中絶を初期、それ以降を中期と呼び手術の方法が異なります。

人工妊娠中絶は保険がきかないので、費用はすべて自己負担となります。初めての妊娠を中絶する場合と、経産婦の中絶では費用が異なります。また、術式により入院の日数も異なるので、あらかじめ必要な費用を問い合わせましょう。

初期の人工妊娠中絶手術

初期の段階は全身麻酔による手術です。初めての人工妊娠中絶の場合は、前日から入院して子宮頸管拡張術を行います。手術そのものは10分程度で終了します。手術は搔爬術と吸引法の2つの方法があります。どちらも、胎児をとり出せるほどに子宮口を開いてから行います。

掻爬術では、金属性の胎盤鉗子で胎盤と胎児を引き出したあと、子宮キューレットという穴あきスプーンのようなもので脱落膜を搔爬します。吸引法は、吸引キューレットを使い、胎盤や胎児を吸いとりますが、胎児が大きくなると無理なので、一般には搔爬術が行われています。

初期の人工妊娠中絶は、短時間で終わり、麻酔が切れたらすぐ動けるので、簡単にとらえられがちですが、いろいろと問題点はあります。子宮内のものを手探りでとり出すため、子宮や子宮頸管を傷つけたり、中身が残ったりする危険があります。そこで、予期しない出血が起こることもあります。ホルモンを出している胎盤をとり出すため、手術後、自律神経失調状態になることもあります。

中期の人工妊娠中絶

中期になると、子宮内の胎児が大きくなっているので、搔爬術や吸引法では対応できなくなります。そこで、中期になると人工的に陣痛を起こして胎児を生む、出産と変わらない形で中絶を行い、そのあと胎盤を搔爬します。お乳が出るのを止めるための処置などもあわせ、最低2、3日は入院する必要があります。

人工妊娠中絶の後遺症

医師は細心の注意をして手術を行いますが、後遺症をゼロにすることは不可能です。術後に無理をしたりすると後遺症に恼むことになります。

中絶後に起こりやすい症状で最も深刻なのが、不妊症です。中絶後は出血やおりものが続き、細菌が繁殖しやすい状態になります。子宮内に傷が残っている場合、いったん細菌が侵入すると、容易に炎症が起こります。この炎症が子宮から卵管に及ぶと卵管が癒着、閉塞し、受精できなくなってしまうと、続発性不妊の原因となります。受精は可能だけれども卵子が通れない程度の癒着の場合は、もし受精すると受精卵が卵管の途中で着床する子宮外妊娠となってしまいます。

そのほか、子宮頸管を無理に拡張した場合、子宮頸管の弾力性が失われて流産や早産を起こしやすくなることもあります。手術後、ホルモンバランスがくずれたり、子宮に炎症を起こして、無月経、月経痛、おりものの増加などが起こることもあります。

心の後遺症も大きな問題となります。中絶したことへの罪悪感や妊娠へのおそれから、セックスに喜びを感じなくなったり、拒否したりすることもあります。解決策が見つからないときには、婦人科の専門医やセックスカウンセラーに相談するのもよいと思います。

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