All About 女性の健康

自分の体のことって、意外とわかっていないもの。なにか変だと感じても、病院に行くほどなのかどうか、判断がつきません。ちょっとした体の悩みから深刻な女性の病気まで全て網羅。体だけでなく心の問題についても取り上げます。

ピルのこと、もっと知りたい!

ピルのこと、もっと知りたい!

ピルのこと、もっと知りたい!

・複合作用によって排卵や着床を抑える

日本ではピルを飲むことに抵抗があるという人は少なくないようで、避妊や治療法にピルという選択肢があっても、興味を示さない人が多いようです。しかし、欧米では避妊の主流はピルになっています。

ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれています。これを飲むと体の中のホルモンの量が増えるため、その情報が下垂体にフィードバックされて、下垂体からのFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH (黄体化ホルモン)の分泌が抑えられます。

その結果、卵胞が成熟せず、排卵も起きなくなります。

また、黄体ホルモンの働きによって、子宮頸管粘液の性質を変化させて妊娠しにくくすると同時に、子宮内膜も変化させて受精卵を着床しにくくします。ピルの避妊効果は、このような複合的な作用によるものです。

数多くある避妊法の中でもピルの効果は高く、正しく使えば、失敗率は1年間で0.1%です。これは1000人に1人という割合です。ただし、ビルで避妊はできても、エイズやクラミジアなどの性感染症を予防することはできません。コンドームは必ずつけるようにしましょう。

・ホルモン量の少ない 低用量ピルが主流

初期のピルはエストロゲン(卵胞ホルモン)の量が多い高用量ビルや中用量ビルでしたが、現在避妊薬として世界中で広く使われているのは、ホルモン量が少ない低用量ピルです。日本も99年からこの低用量ピルが解禁となり、使えるようになりました。ただし、医師の処方箋を持っていって薬局で買わなければいけません。费用も保険が適用されず、自费になります。

ピルの飲み方には2通りあります。月経の初日から3週間、毎日1錠ずつ飲んだあと、1週間服用を休む「21日間服用ピル」と、ずっと飲み続ける「28日間服用ピル」です。28日間服用ピルは、21錠がホルモンの入った錠剤で、あとの7錠はホルモンの入っていないプラセボ(偽薬)です。7日間の休みをきちんと守るためにこのような飲み方をします。

月経はホルモンの入った錠剂を飲み終わえて3、4日たってから始まります。期問は5日前後で、出血量も減ります。妊娠を希望するときは、3カ月くらい前にやめるようにしましょう。また排卵が起きて自然な月経が訪れます。

・避妊以外の効果と副作用

ピルの効果は避妊だけではありません。月経の周期を規則正しくコントロールし、月経痛を軽くしたり量を減らす効果もあるので、月経不順や月経痛に悩んでいて、今すぐ妊娠を希望していない人にもピルは有効です。また、卵巣ガンや子宫体ガン、乳房の良性腫瘍の予防、貧血やニキビ、多毛症の改善、骨盤内感染症の予防にも効果が認められています。

気になるのは副作用ですが、飲み始めの1、2力月は、吐きけ、嘔吐、頭痛、乳房の張りや痛み、不正出血などがみられることがあります。しかし、多くの人は飲み続けるうちに自然に消えていきます。

これ以外に注意しないといけない副作用としては、血管の中に血の塊ができる血栓症があります。また、乳ガンと子宮頸ガンの発生を、わずかですが高めるといわれています。低用量ピルで血栓症が起きるのは非常にまれですが、それを防ぐために次のような人は飲んではいけないことになっています。

家族に若くして心筋梗塞や脳梗塞を起こした人がいる血栓症のリスクが高い人、乳ガン、子宮ガンをわずらっている人、35歳以上でタバコを吸っている人、肝臓や腎臓・心臓の病気がある人、コレステロールや中性脂肪の値が高い人、血糖値の高い人、高血圧の人、子宮筋腫や子宮内膜症がある人などです。これらの人は、まず医師と相談してみましょう。

ただし子宮筋腫や子宮内膜症は、ピルによって痛みを軽くしたり、出血量を減らすことができるので、必ずしも禁止というわけではありません。ケース・バイ・ケースで、人によってはピルを飲んで治療したほうがいい場合もありますから、医師に相談しましょう。

自分の体のことがよくわかる

妊娠・避妊, 子宮・卵巣, 月経・生理

No description. Please update your profile.

@ 2017 childcare-Care WordPress Theme.